
産業保健師の悩み【仕事編】
安定した職場環境で働けるため人気が高い産業保健師。しかし、産業保健師として働く皆さんは、日々の業務のなかで、様々な悩みを抱えています。
【一般編】と【仕事編】に分けた「産業保健師の悩み」について。今回は【仕事編】です。
【一般編】はコチラのページでチェックしてみて下さい→「産業保健師の悩み【一般編】」
孤独感も!?判断できるのは自分のみ
企業で働く産業保健師は基本的には少人数制で、ほとんどの企業では産業保健師が1人だけです。
そのため、社員が仕事中に具合が悪くなった際や、怪我をした時に、保健師が状況を把握して、適切な対応の判断をしなければなりません。命に関わる状況は少ないかもしれませんが、状況に応じて、素早く判断する能力が求められます。
応急処置だけでは対応できない場合は救急車を呼びますが、「そんな大袈裟にしなくても…」など、外野から様々な感想が飛び交い、困惑してしまうこともあるでしょう。しかし、そんな時でも折れずに、自分の判断を信じる強さが必要です。
また、万が一の状況でも、しっかり対応することができるように、日頃から救命救急などのスキルを落とさないように復習しておきましょう。
保健指導を受けたがらない社員がいる
産業保健師は、健康診断の結果を基に、必要に応じて保健指導を行います。
しかし、「忙しい」「時間がない」「そこまでしなくても大丈夫」など、理由を付けては保健指導を受けたがらない社員もいます。
できるだけ多くの社員に、適切な保健指導を行うためには、これまでの指導の方法を振り返ることや、研修などに参加して産業保健師としてのスキルを向上させることも必要ですが、日頃から積極的にコミュニケーションを図るなど、産業保健師の存在を身近に感じてもらうことで、状況を改善できることもあります。
保健指導の結果が出ない
保健指導の実施率を上げることは、産業保健師の重要な役割です。他のスタッフと協力して、年間保健指導実施計画を立案し、保健指導を実施しているアピールする等、工夫が必要です。
しかし、努力の甲斐もなく、体重減量や血液データなどデータに改善が見られず、保健指導がうまくいっていないのでは?と肩を落としてしまうことも少なくありません。
健康意識が高い人もいれば、低い人もいて、その差は医療機関のスタッフよりも顕著です。目標までの期間を長めに設定しましょう。
メンタルヘルスの相談
現在は、会社でのストレスチェックが義務化されており、産業保健師が社員のメンタルに関する悩みを受けることも増えて来ました。1人で対応するには限界があり、必要に応じて、人事部や産業医と連携を図り、対応していくことが大切です。
なかには「誰にも言わないで欲しい」と信頼して悩みを打ち明けてくれる人もいますが、どこまで情報を共有したら良いのか?難しい判断をしなければならない時もあります。
パソコンが苦手
看護師の資格を持っており、看護に関する知識は豊富でも、パソコンに関するスキルは必須ではなかったため、苦手な保健師も多くいます。
しかし、一般企業に勤めるのであれば、ワードやエクセル、パワーポイントなどのスキルが求められ、人事や総務への情報共有の際に、専門用語を並べられることもあります。
パソコンを使いこなすことができない方は、ワードやエクセル、パワーポイントの基本を学ぶことができる講習を受けるようにしましょう。