保健師のキャリアラダーについて【ハナコの部屋】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

こんにちは、ハナコです。

気づけば関東では、桜の時期も終わりが近づいてまいりました。
でもどうして、桜が満開になったと同時に雨が降るのでしょうか?毎年、毎年…満開翌日に雨って、多いと思いませんか?
今週末は、最後のお花見に悪あがきしましょう(笑)

さて先日のニュースに、保健師のキャリアラダー導入が検討されているという記事がありました。

 

■保健師のキャリアラダーって何?
厚生労働省は保健師の能力状態を調査するために、成長過程を段階別に整理していく「キャリアラダー」を導入するよう自治体に指摘しているそうです。

看護師の現場では、「クリニカルラダー」という言葉が一般的ですね。
それぞれの領域や、働く場所にとらわれずに活用が可能である標準化された看護師のクリニカルラダーを、日本看護協会としても構築しています。
各ラダーに基づいた研修や勉強会などを実施することで、キャリアアップをそれぞれのラダーでブラッシュアップすることが可能となっています。

看護師さんは、転職した時点で今まで受けた教育や、看護師としてのレベル感は分からなくなってしまいます。
今までラダーで学んできたことを他の病院でも活かしたり、自己PRにするための指標が明確であることは非常に大切です。

一方保健師の場合は、現状キャリアラダー自体ありません。
キャリアアップの指標としても、他の就業先への転職時にも、分かりやすい指標が必要です。このキャリアラダーの導入は、全国の自治体の保健師にとってはとても良い機会になると思います。

369126

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■家庭との両立に向けて
今回の保健師のキャリアラダー制度では、人材育成支援シートの活用も併用していくことを提案しているといいます。
目標設定と評価が明示されることに加え、産休・育休の取得状況にも触れることで、産休・育休の取得を促すことや、産休・育休からの復職者へ対してのフォローにも繋がるといいます。

自治体の保健師は、在籍も多くないことや、専門的な知識の部署であることから、他部署からも閉鎖的な部署に見えがちです。
こういった制度の導入で、保健師さん本人のキャリア形成や、外へのアピールに繋がることは非常に素晴らしい制度に期待が高まりますね。

 

 

byハナコ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
PAGE TOP