病棟では、年末に一定数の看護師の退職が見込めるため、通年採用を行っている病院が多いです。しかし、産業保健師は働き手の母数が少なく退職者の予定も把握しづらいため、今働いている産業保健師さんの退職の意思を確認してから募集を出すという流れになります。
産業保健師の退職の意思を企業が把握するのは1~2ヶ月前というケースが多いため、退職後に急募をかける企業がほとんどで、転職者側も計画的に転職活動をすることが難しいです。
特定の企業への計画的な転職活動が難しいため、あらゆる企業への転職を応募を想定しながら、3ヶ月から1年程度を目安に転職活動を実施する必要があります。
通常の病院への転職活動では退職後に転職先を探して2週間程度で入職まで決定することも珍しくありませんが、数少ない求人を多くのライバルたちと競う必要がある企業への転職は、在職中に根気強く求人を探し、選考を進めて行く必要があるでしょう。
一発目の応募でそのまま内定ということは極めてレアなケースなので、選考途中で何度も不合格になる覚悟でトライし続ける必要があります。
数少ない求人情報をキャッチするためには、様々な求人媒体のチェックも欠かせません。求人が出る場所は、ハローワーク、求人雑誌、転職サイトなどが挙げられます。
また紹介会社に登録して案件が出てきたときに紹介をもらえるように定期的にコンタクトを取ったり、以前求人が出た会社のホームページをマメにチェックするなど、時間と手間をかけて探し続けることが重要です。
求人数が少なく、求人が出てから入社までの時期も短い産業保健師の転職活動ですが、求人が出た時にすぐに他の応募者の先んじて動き出せるよう、十分に事前準備(履歴書、職務経歴書、面接対策の準備)を行うことが大切です。
また、求人探しと事前準備と合わせて、産業保健師向けのセミナーに参加してみることもオススメです。例えば東京では東京さんぽという機関が定期的に無料でセミナー(https://www.sanpo-tokyo.jp/seminar/list.php)を開催しています。メンタルヘルスや労働衛生管理など内容も様々なので、興味のある内容から受講してみてはいかがでしょうか。
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企業への転職活動とは言え、病院への転職と比較して大きく違う準備をする必要はありませんが、倍率が高いことが多いので入念に準備をしていく必要があります。
履歴書でもっとも重要なことは「不備をなくす」ことで、その中でも誤字や脱字は最も評価が下がってしまうものです。誤字や脱字は履歴書を書いた後確認していないということになるので、まず書類作成の前提としてNGです。
病棟では、年末に一定数の看護師の退職が見込めるため、通年採用を行っている病院が多いです。しかし、産業保健師は働き手の母数が少なく退職者の予定も把握しづらいため、
産業保健師になるために、必ずしも臨床経験が必須というわけではなく、新卒や未経験でも可能性はあります。ただ、産業保健師の仕事は職場で1~2名程度の保健師さんが業務にあたる
産業保健とは、現在の労働法で定められているところでは『1,000人以上の従業員が在籍する企業で、常勤の産業保健医を選任しなければならない』とされています。
産業医は「常時50人以上の労働者を使用する事業場ごとに1人以上」の産業医を選任しなければならないという法律があります(3000人以上の場合は、2人以上を選任)。
産業保健師の業務の中心は健康診断の管理、保健指導、健康相談、健康予防、メンタルケアなどですが、これは一般企業でも工場でも同じです。ただ、工場では一般企業に比べて職員の怪我
工場と一般企業とで産業保健師の働き方が大きく変わることはありませんが、一般企業の場合は傷の処置などといった治療行為はほとんどありません。
世間で言われているように、製薬企業は新薬開発の競争が激化しており、その中で製薬企業から治験業務を受託するCROや、治験を行う医療機関のサポートを行うSMOからのCRC
CRAは治験を製薬会社から委託されるCRO(医薬品開発業務受託機関)に在籍します。CROは、製薬会社の間で新薬開発の競争が激化している関係でどんどん仕事が増えているという状態
主に医療機器や用具のメーカーに勤め、フィールドナースとも呼ばれます。自社の製品をより多くの病院で正しく使って頂く事で医療業界に貢献するお仕事です。
ナースが企業で働くと一口に言っても、色々な働き方が存在します。産業保健師(企業看護師)には大きく分けて医務室、クリニカルディレクター、治験関連の3つが存在します。