産業保健師の認知度

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こんにちは、ハナコです。

すっかり涼しくなりました。
もはや涼しいを通り越して寒い…ですよね?!ひたひたと冬が近づいてくる気配に、少し寂しさを感じませんか?

先日、また鳥取で大きな地震がありました。被災地の皆様は、あまり良い環境ではない中での生活を強いられている方も多いでしょうから、お身体くれぐれもご自愛くださいませ。

さて今回のテーマは、産業保健師の認知度についてです。
『産業保健師』の存在って一般の方がどれだけご存知なのか?気になったことはありませんか?
そりゃ、普通皆知ってるでしょ!と思うのは、少々尊大不遜かもしれません!?

医務室は必須条件ではない

産業医は一定規模(常時50人以上)の従業員がいると1名以上専任しなければなりません。
(3000人以上の場合は、2名以上)
しかし保健師の配置は必須ではないので、求人が少ないという話は良く見かけますよね。

実際に医務室などの設置は必須条件ではありませんが、製造業(特に工場)では業務時間中の事故や怪我への配慮から、設置されていることが多いです。
工場などの現場においては、医務室にお世話になる社員も多いことから医務室の存在感は意外と大きいです。
しかし大企業や、大きな規模で働く人は全体の労働者から見るとごくごくわずか。つまり医務室の存在を知らない世間の人の方が多いわけです!
改めてそう言われると、意外にも思えませんか?

企業内の保健師はいるの?

271431オフィスにも、医務室や保健師が在籍しているのですが、普段の業務で社員と接する機会は大変少ないです。
年に1回の法定健診の時や、その後のデータで何かあれば個別に面談など行う程度で、年に1回しか顔を合わせないという社員が大多数。
そこで実際に自分で働く会社で、保健師がいることを知っている社員はどのくらいいるのでしょうか?

残念ながら、大半の社員は保健師の存在は知らないようです。
しかしメンタル面のフォローの重要性が問われている現代ですから、管理者クラスではメンタルフォローなどの研修で保健師の講義を受けたという方は多いようです。

上司は保健師の存在を知りながら、どのくらいの社員が医務室や保健師との相談を促されるのでしょうか?

先日D社で、新入社員が自殺をして過労が原因とされる報道を多く目にした方も多いことでしょう。
掘り起こしていくと、3年前にも同じように過労が原因での自殺がある…と。

このD社も、実は健康管理体制の面で心身が健康に業務を行えるような窓口はあったのだそうです。
しかし実際に連携が取られることはなく、悲しい顛末を迎えてしまった。

そう考えると、産業保健師の方が抱えるジレンマが見えてくるはずです。
縁の下の力持ちであり、どう社員や会社を支えていくか…は、常に産業保健師のモチベーションを維持する上で葛藤があるんだそうです。

産業保健師を目指す皆さんには、産業保健師として活躍する人は花形のように見えますが、実際に働いてみると色々な悩みがありますね。
病院で働いてきた看護師さんは、存在感もあり、患者さんやご家族から感謝されることも多かったことでしょう。
それが企業内では、影の存在。少し物足りなさも感じることはあることは否めませんが、そういった縁の下の力持ちである仕事を好む方にはもってこいの職場と言えますね。

 

byハナコ

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