企業が抱える産業保健師確保の問題

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こんにちは、ハナコです。

1月がすでに終わろうとしております…
年明けのご挨拶をつい先日させていただいたばかりと思っておりました。取り残されている気分です(^_^;)

1月はイク。2月はニゲル。3月はサル…とにかく早い!ということで、昔の人も1~3月は時が過ぎるのを早く感じていたということですね(汗)

コンサルタント時代、この時期は転職支援の繁忙期でした。
4月に入職を目指す看護師さんが1~2月は転職活動の佳境を迎える方が多いのです。
産業保健師の場合、企業は新年度の4月に標準を当てて採用していることもあり、すでに内定を出しているところが多いでしょう。

産業保健師は求人が少ない!と看護師さんも嘆きたくなる問題はあるでしょうけれど、採用する企業側には産業保健師確保の問題を抱えているのか…普段あまり考えることがないですよね?
少し採用側の視点に立って、今日は考えてみたいと思います。

 

実は産業保健師の採用は困難!?

看護師は引く手あまた。
看護師は選ばなければ、求人はたくさんある!

これが看護師の転職活動のセオリーのようになっていますね。
しかし産業保健師の求人はみない、探しても見つからないと苦戦中の方も多いことでしょう。
実際に、産業保健師の求人は多くありません(^_^;)

しかし企業側も看護師・保健師の採用に苦戦しているところは、実は少なくないようです。

産業保健師の採用が困難な理由は?

採用が難しい理由として一番多く聞くのは、企業側が求めるスペックの人材が見つからないということでした。
経験面も去ることながら、一般企業に勤めることと、病院で勤めることでは仕事内容、働き方、看護師の立場も大きく違います。
病院では医師と看護師は主役ですが、企業の中で看護師・保健師は助役です。
その違和感を拭えない方が、意外と多いのだそうです。

病院ではエキスパートとして働いてきた看護師さん。
企業では看護師・保健師はゼネラリストとしての役割が求められます。医療面はもちろエキスパートでなければなりませんし、企業人としては医療面のみの仕事ではないことも任されることだってあります。
看護や医療面の業務だけやりたい!看護師としてのやり甲斐がない!と言われると、企業側は採用に頭を抱えてしまうそうです。

 

産業保健師を配置する費用対効果が薄い

企業の中で人件費が占める割合は小さくありません。
採用するからには、人件費に対しての費用対効果を求めることは当然ですね。

そんな中、企業保健室の実際の利用頻度が実は月10名前後…という会社も少なくないそうです。
利用者は少ないのに、現場では体調不良者は多い…という、企業としては本末転倒な問題に頭を抱えているそうです。
稼働率を上げることも重要ですが、果たして稼働率をどう上げていくべきなのか?
また稼働率を上げたところで、目に見える効果はあるのか?

そこで、人件費に対しての費用対効果が薄いから産業保健師を正規雇用するのはネガティブである…と、企業側は考えているようです。
そこで契約社員、外注などで対応しているのが産業保健師の求人を少なくする一番の原因と考えられます。

 

様々な理由があって、企業側が産業保健師を採用するには問題もある…のだそうです。
働きたい看護師さんも少なくないのに、皮肉な話ですね。

 

byハナコ

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