保健師の離職率は?

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こんにちは、ハナコです。

いよいよ真冬…とも言える、雪の予報。
雪の予報がある度に、ヒヤヒヤしますね。平日でも週末でも、慣れていない地域の雪は嫌なものですね(笑)

さて1月も後半戦。
そろそろ4月からの新生活に向けて、準備に取り掛かっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先日ニュースで、大卒の内定率が85%で過去最高を記録した…と、非常に明るい話題を見かけました。
新卒の内定率の高さや、有効求人倍率の高さは景気が良いことの現れ。非常に嬉しく思う反面、求人が多いことで「本当に就きたい仕事、自分のやりたいこと」と、実際に選ぶ仕事とのギャップが生まれやすいと危惧してしまいます。

実際の保健師の離職率は、どのくらいなのでしょうか?

離職率を知る

新卒の離職率について

厚生労働省が算出している、新規学卒者の離職率をみてみましょう。
(ここでは看護師、保健師と比較するために大卒、専門卒でみていきます。※平成27年3月卒)

■大卒(全産業)
1年目:11.8%

■専門卒(全産業)
1年目:17.8%

→専門卒の方が、離職率が高いですね。これは高卒よりも専門卒の方が若いことや、大卒で専門的な分野を学んで就職した方が、自分が興味ある分野へ近い企業へ就職することができるのが理由と考えられます。

 

■大卒(医療・福祉)
1年目:12.8%

■専門卒(医療・福祉)
1年目:13.1%

→大卒、専門卒ともに離職率に大きな差が見られません。

 

全産業と医療・福祉を比べると、離職率は大きな違いが見られます。
看護師の離職率は高い!と世間では思われているようですが、新卒で比較すると医療・福祉業界は離職率が高くないのです。
これは意外な事実ではないでしょうか。

 

看護師業界では、看護師の離職率は10~12%程度と言われております。
新卒、既卒ともに看護師の離職率は大きな違いはないようです。

保健師の離職率はデータがない?

残念ながら、保健師の離職率を個別に記した離職率のデータはありません。
しかし看護師の離職率11%(2013年の場合)に、保健師の離職も含まれております。

そして各産業の離職率に、産業保健師の離職も含まれているのです。

しかし産業保健師は、近年正社員ではなく非正規雇用をされているケースも多く見受けられます。
契約社員で3年契約とした場合、契約満了は離職率として含まず計算することで、離職率を下げることができます。

つまり実際に産業保健師の離職率…というデータがあっても、信じうる正確なデータとはならないと言えるのです。
離職率ばかりを鵜呑みにせず、やりたいことを突き詰めて考えることを転職先を選ぶ上でオススメしたいです。

 

byハナコ

 

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