外国人看護師の採用

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こんにちは、ハナコです。

17時過ぎると、すっかり夜。
なんだか冬って、1日がより早く感じますね。

ニュースではインフルエンザ患者が拡大中!と、恐ろしい話が…
どこの医療機関へ行っても、まだまだ予防接種に外来は忙殺されております(^_^;)

さて本日のテーマは「外国人看護師の採用」について。
産業保健師とは少し外れるテーマですが、これから外国人看護師ももっと増えていく(人員不足に対応するためには…)ことが想定されるため、一度考えてみたいと思います。

日本で働く外国人看護師

550238数年前から「経済連携協定(EPA)に基づく外国人看護師の採用」について、病院で話題を聞くケースが増えてきました。
実際に私がコンサルタントをしていた頃も、中国、ベトナム、カンボジア国籍の看護師さんからお問い合わせをいただくことは少なくありませんでした。
(中でも中国籍の方が、一番多かったです。)

日本で働く看護師さんの多くは、自分の国で看護師免許を取得し、日本語学校へ通い、日本語能力試験を通り(N1)、看護師の国家試験を突破する…と、多くのハードルを越えてきています。
そのため勤勉な方が多く、お人柄も、仕事に対しての意欲も非常に高い方が多かったように感じました。

しかし実際に転職の支援をしてみると、色々な難しさがありました。

 

■就業が難しいポイント

受け入れたことがない不安

実は一番多い理由が、外国人スタッフを受け入れたことがないのでどうしたら良いかわからない…というケース。
患者さまには外国の方もいらっしゃるのですが、正社員として雇用するには文化、風習からのコミュニケーションに心配があるようです。
病院という組織はまだ古風なところがあり、一般企業よりも外国人の方の採用に控えめな印象がありました。
しかし一般企業では、グローバルな会社も多いため、外国人であることよりも、人柄、経験を尊重されることも多いようです。

言葉の問題

ある程度の日常会話は問題がないのですが、医療用語(特に略語)は不安が残るという意見もありました。
電子カルテを導入している組織も増えましたが、紙ベースで管理するところが多く文字記入には日本語独自の問題も多くあると感じます。
(人の書いた文字って、読みにくいことも多いですものね。)
そいった意味では、企業の方がパソコン管理されているため文字記入のストレスはありませんね。

 

外国人看護師の採用に関して、病院側の考え方は本当に大きく違うなと感じます。
一度受け入れに成功した病院は、比較的柔軟な考え方をしています。

一方、求人が少ないと言われる産業保健師としてエントリーする外国人看護師さんはとても少ないです。(私は一度もお会いしませんでした。)
もちろん母数が少ないこともありますが、産業保健師という文化が海外と日本では異なるのだと改めて感じさせられます。

 

 

byハナコ

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