こんにちは、ハナコです。
すっかり秋…というお天気、気温ですね。
もう8月も末ですが、秋の訪れが来るのが早くて、寂しい気持になっているのは私だけでしょうか?
お子さんの夏休み期間が終わり、ほっと一息のお母さんも多いことでしょうね。
さて、先日の新聞の一面に『看護・介護 復職しやすく』というニュースが掲載されていました。
産業保健師への就職に直接関わる話ではありませんが、臨床から離れるという意味では、産業保健師以降のキャリアには関係ありそうなお話でしたので、詳しく調べてみました。
■看護師を登録する人材バンクができる!?
高齢化が加速する2025年に、看護職員が3~15万人不足する見通しであることを背景に、厚生労働省が看護師の復職支援を強化する施策として打ち出したものです。
2017年度から離職時に、氏名や連絡先を届け出る努力義務を課し、登録した方へ研修会や求人情報を送るという制度になるそうです。
看護協会が主催する、ナースセンターが離職者情報を蓄積し、復職に必要な研修会の情報を発信していく予定だそうです。
まぁしかし…届け出る努力義務と言いますが、どのくらい強制力が発揮されてくるか…ここが1つの関門になるでしょう。
2016円1月から稼働する、マイナンバー制度との連携も今後ありえますよね。
しかし…色々な情報を登録するということは、情報漏洩が心配ですよね。
一般企業よりも、不思議なもので公的期間の方が漏洩の規模も大きいですし…不安になる看護師さんも多いかもしれません。
私が該当者だったら、退職時に登録してください!と言われた、ちょっと遠慮してしまうかもしれません・・笑
どう運営していくか、今後楽しみな制度ですね。
■相談にのってくれる機関ではない
この制度は、あくまで復職支援の情報や求人情報を一方的に送ってきてくれるという制度設計のようです。
ハローワークも、専門のコンサルタントが在籍してくれるわけではないですし、『対応がぞんざいだった!』と不満に感じた方がとても多いです。
一方、紹介会社を利用したことがある看護師さんもいらっしゃると思いますが、紹介会社のコンサルタントは無料で利用できて至れり尽くせり。
それはそれで怪しい!?と感じますが…(笑)
私もコンサルタント経験から言えることですが、紹介会社は人材ビジネスですから、至れり尽くせりなのは当たり前です。
公的期間が行うことは、あくまで行政サービスの一貫ですから…お役所的にこなすのは、見方によっては当たり前と言えましょう。
今回の復職支援の強化も、せっかくの制度設計ですが、今までのサービスの延長線的なものであれば、利用者は伸び悩むことでしょう。
利用してみたいと考える看護師さんは、今後の制度設計に期待したいと思うところがありますよね。
■産業保健師期間のブランクが不安
産業保健師をしていた期間は、病院サイドからの見え方では『ブランク期間』となります。
病院など医療現場では、臨床経験が経験と言われるところ。
給与の算定はモチロンですが、実際に臨床に戻ろうかなと思った時には、ブランクはご自身もとても心配になると思います。
例えば、今でも東京都などが実施している看護師復職支援プログラムがあります。
また、病院が実施している復職支援もありますので、ご自宅近くで実施がある際には一度参加されてみもよろしいかと思います。
ただ、スキルについては場数にもなってまいりますので…ブランクがある上で受け入れてくれる病院で、実際に現場で腕を磨いていかれる方も多いです。
byハナコ