こんにちは。ハナコです。
お盆期間ですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
かねてから、産業保健師は企業のカレンダーに準ずるというお話をしてまいりました。
なので…産業保健師としてお勤めの方は、今の期間お休みという方も多いのではないでしょうか?
もちろん、臨床現場でバリバリ働いていらっしゃる方は、シフト制のお仕事でカレンダー通りなんて関係なくご活躍されていらっしゃいますよね(^^)
さて、今まで3回にわたり産業保健師の方が所持している資格について、お話させていただきました。
今回は併用して持つ資格の最終回です♪
■産業保健指導者ってなに?
産業保健指導者という言葉から、いかにも産業保健師に関わりがありそうな資格ですよね?笑
産業保健指導者とは、中央労働災害防止協会(以下、中労災)が実施する講習を受講した人が取得できる資格です。
特に試験などが実施されるわけではないので、産業保健師を併用して取得する資格の中でも比較的簡単なステップと言えますね。
具体的に求められることは、健康に関する専門の知識に加え、職場のニーズに合った活動ができるスタッフの養成をすることを目的につくられた資格の1つです。
受講内容をご覧いただければ、求められる知識が分かっていただけるかもしれません。
なお、この産業保健指導者とうい資格は、産業保健師の中でも3割くらいの方が取得している資格です。
前回お話した心理相談担当者の資格と同程度の方が持つ資格です。
中労災が実施している年に3回(7月中旬頃、11月上旬頃、12月下旬頃)東京と大阪で行われる受講現場に赴く必要があります。
受講後、取得者登録することで産業保健指導者の資格が取得できたことになります。
主な受講内容は、下記の通りです。
1、健康確保総論Ⅰ・Ⅱ
2、メンタルヘルスの基礎知識
3、運動と健康
4、食生活と健康
5、口腔保健
6、集団へのアプローチ
7、面接技法
8、企業における健康教育の実際
9、産業保健指導担当者の活動の実際
10、生活支援プログラムの実際
ご覧のように、今までお話してきた資格よりは、健康面や栄養、生活面からメンタルサポートのアプローチをしている資格であることがお分かりかと思います。
日々多くの時間を過ごす職場ですが、職場環境を改善しただけでストレス耐性が改善されることはりません。
日々の生活での癖(食生活など)も改善する知識がとても大切で、産業保健師には生活面の指導も求められるということですね。
なお、産業保健指導者をはじめ、前回ご案内した心理相談担当者など中労災の運営する資格は有効期間は3年となっています。
失効しないよう注意いただくことと併せ、定期的に行われるレベルアップ研修の受講で更なる知識のブラッシュアップも行っていってくださいね。
byハナコ