こんにちは、ハナコです。
寒い…寒い…これしか日々言葉にしていないように感じる、今日この頃…(笑)
でも世の中は賞与支給時期とあって、お財布はホクホクな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
2015年は景気が上向いているように感じた1年ですが、実際に2015年の冬の賞与は2年ぶりに、マイナス1.8%の見込みだそうです。
ちょっと意外な数字…ですが、実際皆様の手にする賞与はプラスになっているそうです。
マイナス予想については、サンプル替えなどの影響もあるためとのことでした。
公務員も賞与UP!公務員の賞与UPを聞くと、なんだか景気も上向いているんだな~なんて、改めて実感するところでもあります。
さて今週のお題は…
12月からいよいよストレスチェック制度が開始となりました。
ストレスチェック制度について振り返りながら、今後の予想を一緒に考えてみたいと思います♪
■ストレスチェック制度ってなに?
以前6月のブログでも記載させていただきました。
(詳しくは『ストレスチェック制度って?』を御覧ください。)
簡単に制度内容をまとめると、従業員数50人以上の企業に対して、厚生労働省の項目に基づいたストレスチェックを従業員に行うことが義務化されたものです。
そしてストレスチェックにてストレス状態が高いと判断された社員本人が希望した場合、企業は何かしらの対応を行うというものです。
ストレス社会が叫ばれ、ブラック企業の文字も多く見かける現代ならではの制度だなと感じますね。
12月からスタートになったとは、なんだかとても中途半端なスタート時期な気がしております…
年の瀬の一番忙しい時に、このアンケートにどのくらいの社員が協力しているのが不思議なところでもありますよね。
■ストレスチェック制度の問題点は?
まず産業保健師からの視点で言えば、単純に業務が増えることが挙げられます。
社員へのアンケート調査、集計、結果を受けての社員へのフォローなどが大きく挙げられます。
業務過多にはなるものの、このアンケートを通して潜在的にストレスを抱えた社員のメンタル状態を把握できるという意味では、非常に効率的に業務が行えるとも言えましょう。
しかし一番の注目点としては、ストレスを感じている社員へ対して企業が行える対応は非常に限定的だといえます。
ストレスは仕事だけのものではなく、交友関係、家庭など様々なことが原因としてあり、それに対して企業が行えることはどのようなものがあるのでしょうか?
恐らく今後はこの対応策が課題になってくるものと考えられます。
仕事量の見直し、新しい休暇制度の設置など…このストレスチェックを元に、ストレスを感じる社員のあぶりだしにならないか…という、消極的な意見が現場であるのも確かなようです。
ダイレクトに関わる産業保健師の皆様の手腕も求められております。今後はよりいっそうのストレス耐性への知識を求められるため、産業保健師を希望の方はカウンセラー絡みの資格をお調べになるのも良いかと思います♪
引き続き、ストレスチェックのもたらす効果については今後も追って調べてまいります。
byハナコ