こんにちは、ハナコです。
気づけば3月も中旬。
世の中は卒業式シーズン真っ只中。出会いの季節ですね~。
暖かさを感じるとともに、しんみりした気分になりますね。でもそれもあと半月。また4月になれば、出会いの季節。
楽しみな時期ですよね、春って♪
さて今回のテーマは「企業立病院で働く」ことについてです。
企業立病院ってなに?
企業立病院は、株式会社など民間企業が運営している病院のことです。
病院は医療法人社団◯◯のような法人格が多いですが、企業立病院は株式会社◯◯病院ってことですね。
企業立病院は働くスタッフの健康管理のため、企業の福利厚生の一環としてかつては運営されたものです。
企業立病院の中には、健診センターは企業のスタッフのみというケースもありますが、今は多くの企業立病院で地域の方にも開かれた一般の病院として運営されています。
ではどんなところが運営しているのか?
全国的に聞くのは、日本郵政が運営している逓信病院ですね。
またNTTや電力会社などの、元国営企業。
JR、東急など電鉄会社。
トヨタ、いすゞ、マツダなどの自動車メーカー各社。
東芝、富士通、日立など電力会社…等、実に様々な企業立病院があります。
企業の健康保険組合が運営する病院も多いですね。
パナソニック、IHI、富士重工業など。
でも、ちょっと待って?!
企業立病院で運営されているところで、今でも運営されているところって…少なくない?って、思いませんでしたか?
そう思った方は、とても察しが良い方!
企業立病院は減少している
まず企業の健康保険組合が運営している病院は、かつては10ヶ所ありましたが、現在は2ヶ所しか残っておりません。
8ヶ所は民間企業へ事業譲渡され、今では名前を変えたり(変わっていないところもありますが)して運営が続いております。これらはすでに企業立病院からは外れていますね。
先に挙げた企業立病院は、まだ残っているところもありますが、逓信病院とはじめとして一部の病院では譲渡が進んでおります。
2017年4月には札幌逓信病院が葵会に譲渡されることが発表されています。
残りの逓信病院も、今後の運営については譲渡の可能性が高いと考える方も多いのではないでしょうか?
また日立はリーマンショックの頃に業績不振からの脱却のため、日立横浜病院と東京日立病院をそれぞれ平成会と大坪会へ譲渡しました。
今ではそれぞれ病院名も変わり、病棟内容も変わって運営が続いております。
今回の東芝の不正会計問題で、大幅な赤字の補填として東芝林間病院は一番に譲渡の候補として名前が挙がってきました。
つまり…企業の経営状態が不安定になると、企業立病院はいの一番に切り離されることが多いといえます。
かつては企業立病院=安定、安心なんてイメージがありましたが、今では企業立病院だからこそ、明日が見えないとも言えます。
かつての考え方にとらわれず、しっかり病院の内容を見ていただきたいな~と思って案内しておりました。
もちろん企業立病院の中には、トヨタ記念病院のように病床数を増やし運営している病院もあります♪
byハナコ
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