こんにちは、ハナコです。
梅雨時期なのに…思ったよりも雨の降らない6月上旬。
そろそろ来週くらいから、雨の日も増えてくるのでしょうか?
洗濯が乾かない、髪型がまとまらない、通勤したばかりで濡れてている…など、雨の日はいいことなしだなって思ってしまいます。
さて先日、こんなご相談をいただきました。
「職歴は3ヶ月以内の職場については書かなくていいですか?」
この質問、みなさんはどう思われますか?
■意外と多い!?数ヶ月単位での職歴
看護師さんの職歴を拝見していると、1年未満の職歴がある方、少なからずいらっしゃる印象です。
一般的には看護師さんの平均転職回数は3回…なんて言われてもおります。
ハードワークの看護師さんのお仕事。
残業が多すぎて…
人間関係が悪い…
休日出勤が求められる…
受け入れ体制が整っていない…
聞いていた業務内容と違っていた…
などなど、色々な転職理由を伺います。
どれも立派な理由だと思いますが、3ヶ月未満の短期離職はご自身の経歴も傷つけますし、なかったことにしてしまいたい!と思いますよね。
■3ヶ月未満の職歴はノーカウント?
以前ある看護師さんがおっしゃっていたのは、
「看護協会でも、3ヶ月未満の職歴については職歴とカウントしないので、職歴として書かなくていいと教わりました。」と。
この話を伺った時、看護協会でそのような指導をされているのか!?と、驚きました(笑)
看護協会でこのような指導をしているのか、していないのかは定かではありませんが…おそらくこんなことを言いたかったのだろうと思います。
「3ヶ月未満の職歴は、経験加算としてはカウントされない。」ということではないでしょうか?
同じようで、少し異なるニュアンス。
経験加算されないというのは、給与算出の際に経験加算として対象にならないということです。
この表現であれば、分からなくもないと納得いただけるのではないでしょうか?
さて、本当に3ヶ月未満の職歴は職務経歴としてノーカウントなのでしょうか?
答えはカウントする!が正解です。
■職歴は入職した時点で職歴になります
正確に言えば、職歴は入職した時点で職歴となります。
働き方が常勤であろうと、非常勤であろうと、派遣であろうと…なんだろうと、立派な職歴なのです。
ある看護部長さんが面談で、「この期間、何をされていたの?」と空白期間を指摘されたことがありました。
看護師さんご本人は、派遣として働いていました…と答えられておりました。
その答えに対して看護部長さんの返答は、「派遣期間も職歴になるのだから、書かないとは何事でしょうか?」と。
派遣期間を書かずとも、面談相手によっては特に指摘されないこともあります。
指摘されてしまうと、相手に不信感を抱かれることにもなります。派遣期間だから職歴を書かない!と決めつけてしまうことは、よろしくないことです。
■職歴はバレる?
では職歴に短い期間の就業を書かなかった場合…相手方にバレてしまうことはあるのでしょうか?
実は、バレてしまうことは大いにあるのです。
例えば、社会保険に加入していた方は被保険者証をもらうことになります。直近に短期間で離職された場合でも、被保険者証は前職場の名前で発行されます。いとも簡単に相手方に分かってしまうことになります。
被保険者証を履歴書と照合して、職歴の偽装がバレたケースは私のコンサルタント時代には経験したことはありませんが、分かってしまうリスクがゼロではないことを頭の片隅に置いて欲しいのです。
職歴が詐称されていたと相手方に指摘されてしまうこともあるので、十分にご注意ください。
byハナコ