がん専門看護師のニーズ

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こんにちは、ハナコです。

新年明けましておめでとうございます。
2017年は絶好調な日本経済が持続しており、賞与でホクホクしている方も多いのではないでしょうか?

自動車産業を始め、日本の大企業…つまり、産業保健師を置く規模の企業でも賞与の支給額は増額されているそうで。
なんとも素晴らしい、明るい世の中!!

私もその恩恵に預かりたい!と、産業保健師に転職を希望の看護師さん。
今後の産業保健師を取り巻く環境と必要とされる経験や知識について考えてみましょう。

 

闘病しながら働く社員を支える

日本の労働人口は急激に減少しています。
人口減少も去ることながら、職種の多様化、在宅やインターネット、パソコン環境があればできる仕事も増えている故、世の中は看護師ばかりではなく有効求人倍率が上がる一方です。

外国人労働者の受け入れを拡大するか?
それともAIに取って代わる時代を指をくわえながらみているか?

これは私個人の意見も含まれますが、労働人口を少しでも増やせる方法を模索することが大切だと思っております。

例えば日本の動労人口でメインになるのは18~60歳。
まだまだ60歳定年、65歳までの再雇用なんて企業がまだまだ多いですね。
となれば、再雇用の年齢を引き上げることがまず1つ。

その他には、18~60歳までの主な労働人口が不測の事態でも働ける環境を整えることだと思います。

日本人の死亡率は、御存知の通り男女ともに「がん」が第一位。
現代の医学では、早期発見で治療しながらも自宅で療養できる方法も充実してきています。

急性期病院では病棟回転率も考え、早め早めに治療期間を終えて自宅に戻されますよね。
もちろん体調との兼ね合いもありますが、比較的お元気な方には在宅などのテレワークの環境を整えることも大切でしょう。
それに伴って社員の健康管理や、遠隔地で離れた社員のケアが求められるのが産業保健師になります。

コミュニケーション能力は必要以上に求められ、また各部門との調整含めた調整能力も求められるでしょう。
産業保健師と言えば、社員の予防医療が第一の業務と考えられがちですが、療養中の社員のケアも大切な業務の1つです。
今後企業の働き方は、より柔軟性をましていくことでしょう。
普段より出社して顔を出さない社員のフォローについても、より産業保健師の力が求められることでしょう。

闘病中の社員が働ける環境というのは、人材確保という企業側のメリットばかりではありません。
社員の家族にも、働ける環境を提供するのは非常に大きなことです。社員のみならず、社員の周りの家族にも関わるとても大切な仕事ができるのも産業保健師の仕事の魅力ですね。

 

がん専門看護師のニーズが高まる

上記にも書いたように、がんで闘病しながら働く…という選択肢は、今後より拡大していくことでしょう。

臨床現場で働いてきた看護師さんの多くは、がん患者様に触れる機会も多かったことと思います。
患者様の年齢は違えど、がんという病気を患うことへの心身への配慮、治療の進行具合と体調面や、スケジュールの確認など現場での知識がフルに活きることでしょう。

がん専門看護師、認定看護師を持った看護師さんが産業保健師を希望するケースは大変少ないですが、過去に「専門看護師、認定看護師を目指してみたい」と思ったことがある方には、予想外にその時に学んだことが活きるのも産業保健師という仕事です。

今後の働き方改革に向け、より専門性高い看護師の知識が求められる…こんな状況がすぐ近い将来に迫っております。

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