産業保健師が人気の理由

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産業保健師の主な仕事内容

産業保健師には、企業などで働く人の健康管理を行う役割があります。

日々の生活で病気やケガを避けることは難しいですが、産業保健師の健康指導によって、病気や怪我を最小限にすることが大きな役割の一つです。そのためには、産業保健師としての専門知識を基に、企業で働く人たちに、どのような活動や対策、意識が必要なのかを考え、健康管理のために役立ててもらう情報を提供します。

産業保健師が行うストレスチェック

ストレス

企業で働く人たちの中に目配り・気配りをしなくてはならないのは、病気や怪我だけではありません。

日々の業務や環境によって、大きなストレスを抱えている人も多くいます。本格的にストレスを抱え込んでしまう前に、早期発見をしてあげること、さらに、そのストレスを和らげること、取り除いてあげることも産業保健師の役割です。

そのため、企業の現場で産業保健師はストレスチェックを行い、体調管理に役立てる必要があります。

また、ストレスや心配事が原因で眠れない人には、睡眠の質を上げる方法をお伝えするなど、仕事の効率化にも影響すると思われるケースには、生活面の改善やポジティブに物事を捉える方法を指導し、縁の下の力持ちになって、最終的に社員を支えることで、会社に貢献します。

最近では、ストレスが原因となる労災の認定件数も増えていると言われており、平成27年12月からはストレスチェックが義務付けられるようにもなりました。

ストレスを早期発見することにより、早い段階での対策を立て、産業保健師がいる意味を企業にも感じ取ってもらえる存在になりましょう。

産業保健師の就職率と転職率

産業保健師は需要が高い職種ではありますが、人気も高く狭き門のため、看護師や薬剤師と比べて、就職や転職は難しい職種です。

「競争率が高い」ことを念頭に入れておき、転職を繰り返すことは難しいと思っておきましょう。また、保健師の中でも産業保健師はトップクラスの人気で、就職率の平均を見ると、産業保健師として働くことができるのは3人に1人程度の割合となっています。

安定している産業保健師

産業保健師が人気の理由の1つには、「安定性」が大きく関係しているとされています。

看護系の仕事の中でも、産業保健師は土日が休みであることが多く、さらに定時で帰宅することができるため、私生活との両立がしやすい職種です。

育児や介護など、家族との時間が必要な方も働きやすく、病院勤務と違ってシフト制ではなく、夜勤もないので看護師の仕事を辞めて、産業保健師に転職する方も少なくありません。

人気が高い=転職を実現することは難しいというのが現実です。

企業で働く人たちの健康を管理する重要な役割を果たす職種なので、これから先、ますます産業保健師の需要は高くなっていくと予想されていますが、求人が出てもすぐに決まってしまいます。早めに転職エージェントに登録し(登録・利用は全て無料です)、募集があった時には、すぐに紹介してもらえるようにしておきましょう。

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