既往歴は言うべき?

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こんにちは、ハナコです。

すっかり寒い!
気づけばもう10月も終わりですね。あと2ヶ月で、今年も終わりますね~。
そろそろ病棟では、年末年始のシフト調整に入っていることでしょう。
毎年独身者には年末年始の夜勤が回ってきて、また今年も不平等なシフトにため息が…なんて方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
ため息をついているうちに、気づいたら年末を迎えていそうで怖いですね(^_^;)

さて、今回のお題は『既往歴について、面談の際にどう伝えるか』について、考えてみたいと思います。

既往歴は聞かれるの?

現在服薬中の方、通院中の方はじめ、既往歴がある方は気になりますよね。
面談の時に既往歴の質問はあるのか…と。

実は職業安定法上では、『本人の同意がある場合、またはその他の正当な事由がある場合を除き、業務の目的の達成に必要な範囲内で収集・保管・使用しなければいけない。』という定めがあります。
平成11年労働省告示第141号参照。)

つまり事前に収集してはならない個人情報として、
・本籍や出生に関すること
・家族に関すること
・宗教や思想に関すること
など、社会的差別の原因となるおそれのある事項について事前にヒアリングしてはいけないとされております。

この内容について、既往歴や服薬等の身体面については含まれていないことから、既往歴などについて確認することは禁止とはされておりません。
しかし直接業務に関わらない既往歴や服薬について確認することは、個人情報保護法違反やプライバシーの侵害、就労差別となる可能性があることから、非常にリスクがある行為と言えるでしょう。
そいうった観点から考えると、面談時に既往歴を聞くことは避ける企業が多いのも事実です。

しかし既往歴や服薬についての健康面は、長く勤続できるか否かにとっては重要な質問であることも確かです。
聞きにくいものの、聞きたい情報…ということですね。

既往歴について聞かれたどうしたらいいの?

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既往歴について聞かれた場合、完治している場合は特になしとお答えいただいても問題はないでしょう。
現在も通院中、服薬中の場合ですが、勤務にまったく支障がない場合は、「特になし」「健康面は良好」と回答して良いでしょう。

しかし業務に支障が見込まれる場合は、仮に入社後に安全面で業務に支障が出ることもありますので前もって伝えておくほうが良いでしょう。
例えば後遺症がありキーボード操作ができない、服薬している薬の副作用でひどい眠気がある…など、業務に支障がある可能性があります。
後で分かる事実となると、入社後に苦労するのはご自身となります。
会社側に理解してもらいたい事由は、前もって伝える方が良いでしょう。

既往歴で不採用になるの?

既往歴が理由で不採用となるのは、差別的であり法に抵触する可能性があります。
しかし他者との比較で不採用と理由されれば、既往歴は関係がありません。理由はともあれ、既往歴が懸念となり選考に不利になる可能性は否めません。

もし気になる既往歴や服薬がある場合は、前もってコンサルタントに相談することをオススメいたします。

 

byハナコ

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