震災での保健師の活動について【ハナコの部屋】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

こんにちは。ハナコです。
先日の熊本県・大分県地震で被災されたみなさま、心よりお見舞い申し上げます。

日本は活断層が張りめぐる島国です。
南海トラフ地震をはじめ、巨大地震が常に心配されておりますから、明日は我が身です。
そんな中、震災の時に現地に駆けつけて活動されていらっしゃる保健師さん、看護師さんもいらっしゃいます。
産業保健師のブログなので、今回は震災で活躍されている保健師さんについてご紹介したいと思います。

■被災地で保健師が必要とされる場面
災害が起きると、3日間は人命第一で救助活動が行われます。
災害から1週間程度経ちますと、物資の供給も多くのエリアで行われており、食べるもの、飲むものなどライフライン以外の問題か各避難所で起きてまいります。
まず一番は健康面の懸念です。震災関連死という話がでるように、エコノミー症候群がよくニュースでも取り上げられますが、持病の薬が飲めない、透析が受けられないなど様々な弊害が出て健康被害が出てまいります。
また慣れない生活環境や不安、睡眠不足などからくる精神的な健康被害もあります。
そんな健康面でのケアを、保健師(看護師)には求められます。

次に避難所などでの衛生面が悪くなることが、感染症などを引き起こすとです。
大勢で終日同じ空間で過ごすこと、水不足から手洗いうがいができないことなども大きな要因となります。
避難生活が長引くにつれ、健康面、衛生面での被害は拡大していきます。

健康管理、保健指導において、保健師は各避難所でも大きな力となります。

121095

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■どうやって参加しているの?
様々なボランティア団体があります。(もちろん単身で行かれる方もいらっしゃいますが…)
震災直後は被害の把握や、危険も多いためボランティアの受け入れをしていない自治体も多いです。
1週間以上経過し、ある程度状況が把握されると人出が必要な避難所も明らかとなってまいりますので…
焦らず、指示をいただきながらご参加ください。

復興庁でもボランティア団体の紹介をしておりました。ご参考になりますと幸いです。
http://www.reconstruction.go.jp/topics/post_74.html

1人1人が微力ながら、被災地のために何かできることを考えなければいけませんね。
引き続き余震の続く中で、不安なお時間をお過ごしのことと思います。
一日でも早い復興をお祈り申し上げたく思います。

byハナコ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
PAGE TOP