産業保健師に必要な医療技術は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

こんにちは、ハナコです。

先週の寒さがウソのように、過ごしやすい週末でしたね。
巷ではインフルエンザ、マイコプラズマ肺炎など感染症が流行っているようです。
医療関係者の皆さまは、いち早く予防接種もされているでしょうけれど…予防接種をしても、毎年不思議と「今年は予防接種をしても、インフルエンザに感染する。」「予防接種をしていても、今年のインフルエンザは重症化する例が少なくない。」って…
結構聞きますよね(笑)予防接種の意味はなんぞや?と思いつつも、やっぱり怖くて接種してしまいます。

さて今週のお題は【産業保健師に必要な医療技術】について、考えてみたいと思います。

 

どんな経験が活かされる?

産業保健師を目指している方の中には、新卒の方もいらっしゃることでしょう。
ただ産業保健師として入社する会社には、全く同じ職種(つまり看護師、保健師ということですね)はほとんどいません
下手をしたら、あなた1人だけで全社員の健康管理を担うこともゼロではないのです。

すると…
新卒で経験が全くない方は、誰にも聞けない、相談できない、判断できないと、苦労がとても多いわけです。
どのような診療科であれ、3年以上の臨床経験があった方が圧倒的に有利であることは間違いありません。

どのような職場環境により、経験があるとプラスになる診療科も異なってまいります。
例えば工場の中の医務室であれば、怪我や骨折などが多いため、整形外科系の経験があると活かされることもあるでしょう。
オフィス内の医務室であれば、風邪などの体調不良やメンタル不安などの相談が多いため、内科系全般、精神科系も役に立ってまいります。

ただ医務室で実際に保健師、看護師のみなさんが提供できる医療は、とても限られており…
重症なケースは救急搬送です。大学病院の救命センターや、外科系ほどバリバリの経験が必要か…と言えば、決してそうではないのでご安心ください。

医療技術が心配

597412
経験が浅い方や、大学病院や精神科のご経験が長く、医療処置をほとんどしてこなかった方…いらっしゃいませんか?そんな方は注射、点滴などの基本的な医療技術に自信がない方も多いのではないでしょうか?

総合病院、民間病院では看護師さんが医療処置をする場面も多くなるので、大学病院などの経験は少し心配されることもあります。
しかし、産業保健師は医務室で医療手技を披露する場面はありません。ご安心ください。
また健康診断などは提携のクリニック先や、クリニックから看護師さんも一緒に来るので、産業保健師側で何か採血を行うようなこともありません。

よく言えば医療技術に自信がない方でも安心なのですが、悪く言えば医療技術や経験は衰えてしまうということですね。
大切なことは、産業保健師以降のキャリアについてどう考えるかですね(^^)

 

 

byハナコ

PAGE TOP